先日の絵は、スリランカの子供(12歳)が描いた絵でした。
とても感性が鋭い絵で、いつまでも記憶に残っているのです。
2年目、この国を津波が襲い、多くの犠牲者を出しました。
その当時の事を振り返った子供達の絵と事前に聞いていたので、
どうしても先入観が働き、この絵を描いた子供が、どのような気持ちで
どのような事を伝えたかったのかを読みとることができなくなってしまい、
つい、お願いをしてしまいました。
そういった事情は抜きにして絵として素晴らしいと思いましたので
許可を得てご紹介させて頂きました。
同じ歳のもう1人の子供の絵です。
この絵では、ストレートに迫り来る津波に為す術もない人々が描かれています。
色も鮮やかなこの絵を描いた子供は、とても前向きで、助け合う事の大切さを
身をもって知った事、また、地球規模での異常な気象、温暖化、オゾンホールの
破壊などの危機を体験をもって危惧し、自分に何ができるのかと考え、まずは
震災の恐ろしかった思い出を絵にして伝えようとこの絵を描いたそうです。
そんな趣旨で描かれた子供達の絵が、年末、一冊の絵本になります。
子供達の見た震災の様子、その後の心の変化などを言葉と共にメッセージとして伝える絵本です。
監修はスリランカの僧侶。
先日お伝えした大師寺のスリランカ支援活動は、この僧侶が中心となり、現地で
適材適所に生かされるように、ご活動されています。
現地の子供達に今必要なのは職業支援、職業訓練校の運営の為にこの絵本の利益が
充てられるそうです。
発売の時、またこの絵本をご紹介させて頂きますね。
先日のおまつり、盆踊り、例年以上の人出で賑わいました。
あっという間の4時間でしたが、心地よい疲労感と共に私も楽しませて頂きました。
なにより、子供達の笑顔は、疲れを忘れさせてくれますね。