Parisのバイオリン工房。この部屋には秘密が......
瀬崎さんも良く訪ねられた工房とか。
2007.12/20(木)pm6:00から名古屋市中区
宗次ホールで瀨﨑明日香さんのヴァイオリンリサイタルが催されます。
今回はパリからピアニスト エマニュエル シュトロッセをお招きしての
公演です。
パリにゆかりのある作曲家の小品を中心にパリの情景が浮かぶような演奏。
エスプリに溢れた時間。
チケットはチケットぴあにてお買い求めになれます。
イルミネーション輝くこの季節、足をお運びになってはいかがでしょう
■瀬崎明日香さんの演奏は絵描きのようだ
最初に瀬崎さんの演奏を聴いたとき、草原で働く人々が浮かんだ。
クラシックに疎い私には、その曲がなんという曲なのかわかりませんでした.
しかしながら何か新しい楽しみを発見したという印象は強く心に刻まれていた。
前回、岐阜の山岡町で演奏をお聴きしたツィゴイネルワイゼンも素晴らしい
名演でした。
「ジプシー」がいる...思わず声に出しそうな鮮烈なイメージが浮かんだ.......続く
今でもその音を時々思い出します。
すぐれた芸術は、種のようなものと感じることがあります。
その場で見て聴いているときは、そんな浮かんだ情景も演奏の巧みに
集中して聴き入り、はっきりとした絵ではない。
しかし、なんとなくという漠然としたイメージが、音と共に脳裏に焼き付き
例えが変かもしれませんが牛が咀嚼するように情感と情景を
後になっても鮮明に思い出し、それにさらに私のイメージも加わり
膨らんで行くように感ずるのです。
また対峙するものにも緊張を与える。
これも、すぐれた芸術の要素かと思いますが、瀬崎さんの奏でる世界は
緊張だけではなく緊張と緩和を繰り返し感じ、心地よい揺らぎを感じる
芸術というものは神棚に鎮座している神様を拝むのではなく
もっと身近な日常の楽しみであると再認識させられたような気がします。
素人の感想ですが、クラシックを身近でポピュラーな音楽だと気づいたのは
私の中では新たな楽しみの発見となりました。
ヴァイオリンの音色もCDでは再現しにくい。
生でその音色を聴いたとき、今までのクラシックの概念を
変える何かを感じるかもしれません。
クラシックは身近なものです。
例えば今回のリサイタルで予定されている「月光」
あの時代の人も私も生きる時代と場所こそ違えど、月の光を見て
感じ、心動かされるのは同じ。
今回、どんな演奏でどんな情景が描き出されるのか
今から楽しみにしています。