小さな花が春を告げる
昨日の夢はなんだったんだろう?
堤防のある街
極彩色の夕暮れに水門の閉まるのを待っていた。
射的屋で小銭を借りて電話を探す。
電話の表示は今は亡き懐かしい人。
黄泉の国ならこんな事もあるかもしらんと電話する。
昔と変わらぬ優しい声。
夢を反芻しながら涙する。
小さな庭の片隅で
まだ娘が幼いとき、何もない空間に向かいケタケタと笑い遊ぶ。
何してるのと問うとお兄ちゃんと遊んでいると娘。
そうなんだ、お兄ちゃんはどこにいるの?と問うと
ここだよとベッドの上を指を指す。
小さいお兄ちゃん?
なにげに聞くと
そうだよ、見えないの?
残念ながら私には見えなかったがきっとこの写真のような感じかな。
春の日差しが心地よい日曜日の思い出です。