物語は賑やかな祭りの夜。
裏腹な現実、級友からの謂われのないいじめ。
なにより辛いのは親友カンパネルラとの疎遠感。
いたたまれずジョバンニは丘の上.天気輪の柱へ向かう。
遠くに聞こえる喧騒、汽笛。
...ここは絵にすることでイメージの膨らみがなくなりそうなので
躊躇しながらも私の私感を形にしてみました。
読むたびにイメージが変わる、それがこの物語の興味深い所でもあります。
一つのイメージは傷ついた大きな巨木。
老人のような巨木の下で身の置き場もなく空気に溶けていく少年のイメージ。
巨木はさわさわと葉を揺らし、君の憤りと感ずることも一時のこと
と心に語りかけるそんなイメージ。
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またある時に感じたイメージは
無機質でシャープ、透明な幻想の柱。
天気輪の柱は空想の中に存在する。
清廉な孤独感、頼りどころとなる心の支え、プライド...etc.
幻想世界との接点となるこの場面、諸説ございましょうが理屈ではなく
感じたままを楽しむのが良いようです。
これは、あくまでも私のイメージですから.......
私も次回読むときはどんなイメージに変わっているのかと
毎回楽しみにしている部分でもあります。